大学進学を控えた高校三年生の進路相談で、国立大学の法学部を希望していました。

弁護士・検事・裁判官の中で自分がなりたい職業は?
弁護士・検事・裁判官の中で自分がなりたい職業は?

大学進学を控えた高校三年生の進路相談で

PAGETITLE

●39歳 女性

大学進学を控えた高校三年生の進路相談で、国立大学の法学部を希望していました。
文系学部の中でも実学的とされているのは、法学、経済学、教育学系ですが、意識の高い学生は法学部を志望する人が多いのではないでしょうか。
弁護士というのは、法曹界の職業では一番身近でよく知られた職種です。
ドラマでもかっこいい弁護士が活躍し、絶対に不利だと思われていた被告を、弁舌巧みに理路整然と言い立てることによって救うというシーンを見かけます。
しかしながら、もし現在、法曹界の中の三つの職種、弁護士・検事・裁判官のうちで自分がなりたい職業はと聞かれたら、裁判官かもしれません。
裁判員制度の普及によって、私達一般庶民にも、罪人を裁けるかのような全能感が広がってはいますが、最終的に決定権を持つのは、やはりプロフェッショナルたる裁判官であるように思われます。弁護士は、お金を積まれれば本当に犯罪を犯した人であっても、無罪であるかのように弁論せねばならないこともあるでしょう。検事は、犯罪者だと思ったらその人を検挙するように証拠集めをしていくでしょう。ひょっとしたら、疑わしい人を犯罪者にしてしまうかもしれず、また真犯人であるはずの罪人を、冤罪にしてしまう可能性もあります。
このように、シロかクロか区別がつかない被告が裁きを受けるのが裁判ですが、量刑を軽くすることによって、被告のやむを得ぬ事情による犯罪に対し、情状酌量の余地があります。また、絶対に赦されざる重大な過ちを犯した者には、極刑を言い渡すことによって、世論の批判を代弁することもできます。
選挙の一票あたりの格差を違憲判断としたのは、裁判でした。
三権分立という民主主義のシステムで、立法と行政が立ち行かなかった場合に、一番良心が残されているのは司法だと思うからです。

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